燻製器としては安価で、折りたたみ式で持ち運びも便利なお手軽香房 ST-124。タンボール燻製器のように燃える心配もないのも嬉しい。
しかしこいつには3つの欠点がある。
- 密閉性が良くない
- 付属の網がスカスカで食べ物が置けない
- 容量が少ない
これらの欠点を埋めるべく、DIYで改造していく。
材料
アルミテープ
100均で購入。ホームセンター等で買うと500円ぐらいするので、圧倒的に安い。
網
100均で購入。35mm x 45mm。これもホームセンター等で買うと500円ぐらいするので、圧倒的に安い。
配線止め
100均で購入。3個入り100円。今回は4箇所x2で8個必要なので、3セット買った。これもホームセンター等で買うと500円ぐらいするので、圧倒的に安い。
セメダインスーパー
燻製器に使うので120度まで耐えられるらしいものを購入。普通の接着剤で良ければ100均で売ってる。
密閉性を高める(難易度:★☆☆☆☆)
燻製中に煙が外に出ないよう、アルミテープを貼る。貼るだけなので何も難しいことはない。
付属の網の目を増やす(難易度:★★☆☆☆)
付属の網はウインナーですら落ちてしまいそうなほど、目が粗い。S字フックで吊るす前提なのだろうか。
100均で買った網を分解して、針金を巻いていく。網はニッパー等で切断できる。100均の安物なので。
難しくはないが、ややだるい。
網棚の増設(難易度:★★★★☆)
まず、網を作る。100均で買った網を手で曲げて切断。怪我をしないように注意。
横が20cm、縦は14cm以上、17cm以下?の網を作る。横幅はフックにかけるため、サイズ感が超重要。
網ができたら、次に網を引っ掛けるやつを作っていく。
配線止めにセメダインを塗り、本体にくっつけていく。100均の配線止めは両面テープがついていたので、お湯をかけて粘着力を弱め、剥がしておいた。
セメダインの接着成分は水分により凝固するらしいので、加湿器の上に乗せて速乾。乾いたら完成。
結果
外で燻してきた。
上蓋のスキマからバチバチに煙が出るので、横の小さい穴をアルミテープで塞いだところで効果があったか?と言われるとちょっと怪しい。そもそも密閉性を高めると空気の通りが悪くなって火が消えるので、その辺りのトレードオフも悩ましい。 あとアルミテープは破けやすい。アルミテープごと現地に持っていってその場で貼るぐらいでいいのかも。
棚はかなり活躍した。色々な食材を一度に燻製できて、良い。 燻製は時間のかかる調理法なので、1回辺りの量を増やすことはとても重要である。
棚の強度・安定度は雑な網のカットゆえにショボいのだが、実用上は問題なかった。途中、燻製器内が高温になることもあったが、接着も特に問題なく、燻製することができた。