2022はキャンプのオタクだったので買ったものを紹介する

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まず、キャンプのスタイルによってキャンプ道具(以降、ギア)選定基準が大きく変わるのでその辺を先に書いておく。

  • 移動手段は徒歩(電車・バス)
  • 一人で行くときもあれば集団で行くときもある
  • 焚き火で肉を焼いて米を食う。焚きモク

全ての荷物を持って家から現地まで運搬するので軽量化も意識するが、登山のように快適さを犠牲にしてギリギリを攻める気も無く、 登山とキャンプの間の微妙なラインの選定が多め。

テント

これがないと野宿になり、雨風虫その他色々が直撃して死ぬ。 一番複雑で重量があり、種類も豊富で選びづらい。にも関わらず、一番始めに買わないといけないのが難しいところ。

よくわからんしとりあえず定番を、ということで買ったのは、コールマンのツーリングドームLX。 (みんなこの配色をダサいというが、黒背景・緑文字のターミナルみたいで格好良いと思う)

中古で7000円ぐらい。一人用のツーリングドームSTもあるが、たまたまLXのほうが安かったのでこうなった。

定番過ぎてキャンプ場に行くと大体被る。逆に言えばそれぐらい完成されている。 ポイントをいくつか挙げると

  • 有名メーカーながらも安価
  • ダブルウォール:結露に強い
  • 自立式:ペグ打たなくても大体なんとかなる
  • ファブリックとメッシュの切り替え:夏は涼しく、秋冬は防寒寄りに使える
  • 広い前室:雨降っても前室に椅子置いて過ごせる。タープ要らず

欠点は重いこと。集団でキャンプに行くと誰かのタープに集まるので、テントは寝るだけの設備になりがち。 にも関わらず無駄に重いと損した気持ちになる。

で、軽いのが欲しいな〜、となって、山岳テントを最近買った。SEA TO SUMMITのテロスTR2。

生地が薄いので取り扱いに注意する必要はあるものの、ツーリングドームLXより約4kg軽い。4kgあったら軽い椅子4つ持っていけることになる。すごい。値段は5倍ぐらいした。買った瞬間に冬に突入してしまい、まだ使ったことはない。

グランドシート(フットプリント)

湿気や雨でテントが汚れてだるくなるのを防ぐ役割。テントの純正品を買うと高いのでブルーシートでごまかしてる。

ブルーシートには厚さが色々あり、グランドシート用には#3000が良いらしい。あとは雨が入り込まないようにテントより少し小さいものを買うと良いらしい。しらんけど

寝袋(シュラフ)

これが無いと寒くて死ぬ。

選ぶときの変数はそんなに多くなくて

  • 羽毛 or 化繊:羽毛は値段が高い。化繊は安いがデカくて重い。
  • 使用温度:気温何度まで快適に寝られるか。強いやつほどモコモコするのでデカく・重くなるというトレードオフがある

この2つ。あとは趣味で好きなメーカーを選ぶ、ぐらい。

買ったのはダウンハガー 800 #3、3万円ぐらい。(高い!)

とにかく小さくて軽いのが徒歩勢的観点でありがたい。 使用温度が足りるか心配だったが、3シーズン用のを3シーズン使って、特に困ったことは無かった。冬はわからないが、防寒に関しては単体で足りない場合、毛布を追加する、みたいな足し算で対応する選択肢もあるので過激に温かいやつを買う必要性は薄いのかもしれない(要検証)。

マット

「寝れない」というのは想像以上に辛いので寝具には投資したほうがいい。

最初に買ったのはキャプテンスタッグのド定番なやつ。(+適当な銀マット)

買ってみたものの、横向きで寝る人間だと横幅が少し狭く感じるのと、薄くて地面に当たってる感じが気になった(朝起きると腰が痛い)ので、モンベルでフォーム入りのエアマットを追加で買った。

webshop.montbell.jp

これは厚さ5cm・横幅60cmという快適さがありながらも、枕の部分を省略する(どうせ鞄とかを枕代わりにするし)ことで1kg未満の軽さになっている。 欠点は空気入れる/抜くの手間があること。単体での手間はそれほどだが、キャンプではとにかく設営するギアの数が多いのでこの地味な手間が効いてきたりする。

椅子

無くても死なないけど、無いと腰が死ぬ。

まず、このジャンルにはヘリノックスという絶対王者がいる。高品質なポールを使っていて、とにかく軽いのが特徴。

だけど、それはあまりに値が張るから中華製ヘリノックスもどきで誤魔化そうとする人が跡を絶たない。でも使用感はそんなに変わらないらしい。

と、ここまで書いたが、買ったのはぜんぜん違うやつで、オガワのローチェア。

ヘリノックス系がハンモック的な包まれる座り心地だとすれば、こちらは張り強めで硬い座り心地。 ヘリノックス系との大きな違いは取り出せば1秒で完成する楽さである。キャンプ場に到着して一番始めにすることはテント等の設営ではなく、座って一息つくことなので、このアドバンテージは地味にでかい。とりあえず椅子広げて、酒を飲んでから諸々を設置していく。

とはいえデカ・重で運搬が大変なので、最近はやっぱりヘリノックスが欲しくなってる。

テーブル

必要そうに見えて意外といらない。

やってることは「高さのある平面の確保」なのでダンボールでいいし

火を使うならトレーでなんとかなる。

一応燻製用に以前買ったワークマンのテーブルがあるのだが、組み立てるの面倒になって、野性的なスタイルに落ち着きつつある。 https://workman.jp/shop/g/g2300065994015/

ランタン

無いと肉の焼け具合が確認できなくてカンピロバクター等の食中毒で数日後に死ぬ。 多分スマホでもなんとかなるけど、明るさが足りないのであったほうがいい。

ゴールゼロという定番商品があるが、売り切れ続出で転売価格なことが多い。

自分はルーメナーM3というやつを買ったが、高いし趣味が入っているので特におすすめはしない

ランタンスタンド

あると快適度がグッと上がる。キャンプ時の明るさとはランタンが明るいことと、光が適切に当たっていることで、つまり高さのあるところにランタンを吊るさないと効果が薄まってしまう。高さを出すにはランタン用にポールを立てることになる。

地面に棒を刺す荒業もあるが、キャンプ場に適度な棒が無かったときに詰むのでやっぱり買ったほうがいい。

買ったのは軽くて2kgぐらいまで耐えられるやつ。

耐荷重を気にするのは、こういう吊るす小物入れに調理器具等を入れて活用したいから。 www.muji.com

ペグ

無くていい。(自立式のテントだし)

でも形状と金属がオタク心を擽るので無駄に買ってしまう。大雑把に分けるとこんな感じで

  • 鉄:強いけど重い
  • チタン:強く、鉄よりも軽いが、値段が高い
  • ジュラルミン:軽いけど曲がる

買ったのは24cmのチタンペグ。

地形・天候が読めない状況でキャンプ場に行くときはこれを持っていくと大体なんとかなる。適当に24cmにしたが、テント用なら20cmでも十分な気もする。欠点はアルミ系と比べて、やや重いこと。

焚き火台

ヘリノックスと同じように、このジャンルにもピコグリルという定番なやつがいる。軽くて薄くて使い勝手が良い。

で、ヘリノックスと同じようにこれは高いので、安いピコグリルもどきが多数存在する。

TokyoCamp 焚火台 焚き火台 折りたたみ焚火台 コンパクト 軽量 キャンプ 焚火

TokyoCamp 焚火台 焚き火台 折りたたみ焚火台 コンパクト 軽量 キャンプ 焚火

  • Tokyo Camp\HAVE A RELAXING CAMPING LIFE
Amazon

実際買ったのは1000円ちょいのヤバそうなピコグリルもどきだが、特に困ったことはなく、寧ろ優秀さすら感じてしまっている。

クッカー

ふるさと納税でゲットしたスノーピークのやつ。

www.furusato-tax.jp

汁皿用と炊飯用の2つが重ねて収納できれば何でも良いと思う。

バーナー・ストーブ

よくわからんし、とりあえず強いの買えばいいんでしょ?と思考停止してEPIのやつを買った。

これに小さいガス缶(ちょうどクッカーの中に入る)を刺して使う。

欠点として、残量がわからないので小さいガス缶を持っていくと途中で切れないか心配になる。心理的に安全じゃない(誤用)。

となって最近は100均の固形燃料+ポケットストーブに移行しつつある。クソ安いけど十分使える。

https://jp.daisonet.com/products/4550480070384

https://jp.daisonet.com/products/4549131395235?variant=39683500179629

こっちは寒い日だと火力不足に陥りがちなのが欠点。

着火剤

プリミティブさに惹かれて棒を上下に擦るやつを使ってる。

使った感想としては、バカ・アホ・ゴミ・カス。(この商品がひどいのではなく、この手のジャンルの商品全てが、という話) ティッシュや固形燃料に火を付けるぐらいならそこまで難しくないのだが、そこから丁寧丁寧丁寧に火を育てていかないと確実に失敗する。で、諦めてライターで薪に着火するまでが1セット。

唯一役に立った瞬間があって、それはビールの栓を抜くときだった。

プリミティブさに惹かれない人は素直にこういうの使った方が良いと思う。

火吹き棒

あると楽しい。どうせ100円だし、小さいのでとりあえず買っておくと良い。

https://jp.daisonet.com/products/4549131987966

ナイフ

薪をバトニングしたくなってAmazonで1位なやつを買った。なんでもいいんじゃない?

ウォーターキャリー

水道が遠いキャンプ場で水が必要になる(意外と多い)たびに歩いて疲弊するのを防いでくれる。

軽量コンパクトなので余裕があれば買っておくと便利。

運搬手段

初期:スーツケース

容量の観点では強いのだが、駅の改札移動(階段)がしんどかったり、キャンプ場みたいな舗装されていない道を歩くと死ぬ。 地味に坂もキツい。

中期:ボストンバッグ+トートバッグ

軽量化を目指してた頃。肩と手が死ぬ。

後期:バックパック

最終形。グレゴリーが有名らしいので王道を攻めた。腰で荷物を持つので想像以上に動き回れる。10kg以上背負っても走れるので凄い。

ただ58Lに全てを詰め込もうとすると結構ギリギリで、容量に合わせて荷物を最適化する通称バックパック問題(違)が発生している。65Lあると余裕が出るのか・・・?

スパイス

マキシマムはクミンが強いのでマキシマム〜!!!って感じの味がする。

なので黒瀬のスパイスをいつも使っている。こだわりは特にない。

ほりにしはお店で良く売ってるし、種類も色々あるようなのでこっちでも良さそう。

まとめ

色々買いました。

金のかかる趣味だなあ