パスタマシンを活用した製麺は以前から気になっていた。 r.gnavi.co.jp
ただ、ラーメン向けの切刃を搭載したモデル(麺道楽モデル)がもう販売してないらしく、ちょっと躊躇っていた。 www.men-to-choujin.com
が、たまたま中古のを発見したので勢いで購入してしまった。小野式に続く、第二の製麺機。
my new gear… pic.twitter.com/8qJujWiUIi
— 夏 (@haru067) 2022年4月12日
一応スペック
サイズは小野式よりはるかに小さい。小野式持ち運ぶのは無理だな、って思うけどパスタマシンなら運搬できなくもないな、と思わせる程度のサイズ感。 ローラーは2.5mmと3.5mmの2種類。小野式は2.2mmぐらいなので、平打ち麺やつけ麺がきっと作りやすい。
そして、小野式に対するスペック上の圧倒的な優位性は、替刃が存在することだ。 例えば、1mmの刃を買えば、豚骨ラーメンのような極細麺も作ることができるだろう。
圧延のローラーはダイヤルで調整する。番号が印字されており、回すとそこでカチッと止まる。小野式の手動に比べると番号の指定で固定幅を作り出せるので、明確に何mm、と指定して麺を作りたいときには便利だろう。これも手動の小野式では難しいので嬉しい。
ノギスで雑にダイヤル番号と厚さを計測した。
対応表を次に示す。
ダイヤル | 厚さ(mm) |
---|---|
1 | 4.0 |
2 | 3.1 |
3 | 2.1 |
4 | 1.7 |
5 | 1.2 |
6 | 0.8 |
7 | 0.5 |
8 | 0.4 |
1~2は恐らくパスタマシンを破壊しないために1→2→3... と少しずつ薄く伸ばしていく用だろう。太麺なら34、普通の麺で56、極細麺で78の出番があるか・・・?と言ったところだろうか。
製麺してみた
ラーメン屋は忙しい。
ここからは時間外労働です pic.twitter.com/jX63EZyZBy
— 夏 (@haru067) 2022年4月13日
パン粉専用粉をラーメンに使う光景にドキドキするって 小麦粉凌辱だぜ!
— 夏 (@haru067) 2022年4月13日
喜多方らーめんっぽいのを目指す。
加水率、驚きの45% pic.twitter.com/7k8c3kmLhO
— 夏 (@haru067) 2022年4月13日
その加水率故、ネチョネチョ感が強い。
zipで圧縮します pic.twitter.com/xrydTEV6ef
— 夏 (@haru067) 2022年4月13日
んなぁ
少し寝かせます pic.twitter.com/Li6WsnVxLL
— 夏 (@haru067) 2022年4月13日
今回は3.5mmのほうを使う。フロッピーディスク。
3.5mm、新しい製麺機で切ります。 pic.twitter.com/hqSEBYygIE
— 夏 (@haru067) 2022年4月13日
いい感じ。
手で揉んで、縮れをつけたら完成。 pic.twitter.com/XA49EcBTXV
— 夏 (@haru067) 2022年4月13日
小野式と比較して
良い
- 替刃による選択肢の多さ
- ダイヤル式による再現性のある麺帯の厚み
- コンパクト
- Amazonで買える、きれい
悪い
- 軽い分、クランプで固定しないと台が安定しない。クランプで固定するのは場所を選ぶ。
- 強い麺を無理やり複合圧延すると壊れそう
使ってみた思ったのは、どちらかに優劣がつくというよりも、良い悪い・できるできないがハッキリしていて、何を重視するかによる、ということだ。 パスタマシンは掃除が楽で入手難易度も低い。替刃やダイヤルの仕組みでいろんなタイプの麺が作れる。 一方小野式はとにかく重厚で、安定感がある。低加水麺を複合圧延しても問題なく、何も考えずに力にまかせてゴリゴリ麺を生成できる。本体の強度や台の安定性に不安があるパスタマシンではできない製麺の仕方だ。 故に小野式とパスタマシンの2台持ちは用途合わせて使い分けられるのでかなり良さそう。