目的
地鶏とか自家製麵とか色々と贅沢な材料がそろったので、自分の中で理想のラーメンを作ってみる。 何も考えずに質のいいものをふんだんに使ったらどうなるのか試してみる。
手順
麺は前回作った低加水、全粒粉の麺。
トッピングはモモチャーシュー、メンマ、カイワレ大根、白ネギ。
出汁は以下。
- 鶏スープ(地鶏+鶏ガラ) 300ml
- 煮干し(伊吹いりこ+愛媛産) 20+20g
- あご 20g
- 頭昆布(日高) 10g
- 干し貝柱 3つ
カエシは濃口醬油 小4、鶏油 小2。
結果
割と綺麗な盛り付けになった気がする。 スープの色合いも良好。
考察
トッピング
チャーシューはフォークでブスブス刺したら切り口が汚くなってしまった。 モモを使ってみたが、やっぱり肩ロースかバラのほうがうまい。 カイワレ大根は見栄えがグッと上がるし、ラーメン全体の邪魔もしないので添えるには適している気がする。レギュラー入りにしたい。 ネギは白ネギにしたが、九条ネギみたいな青い部分のほうが醤油ラーメンには合ってそう。(入手しづらい)
出汁
煮干しの苦みを中途半端に出してしまったのが微妙だった。やるなら煮干しを主役に立てるか、魚臭さが少ない伊吹いりこのみを使うべきだっただろう。 全体的にいろいろと入れすぎてどれをメインに添えているのかよくわからない、個性の弱いスープになってしまった。もう少しコンセプトを練っておくべきだった。反省。 干し貝柱は原価的に入れるのは難しいが、優しい味わいを強調してくれるので隠し味的に使えそうな気がした。
カエシ
濃口醬油が思いのほか微妙だった。鶏油との相性なのか、出汁との相性なのか、原因は不明。 そもそもシンプルに出汁の味を評価するのであれば醬油ではなく塩で検証すべきだったかもしれない。
麺
茹でてみたら思ったより太かった。この太さなら濃厚さをさらに増すか、つけ麺にしたほうが良さそう。
総評
不味くはないが、色々詰め込みすぎて何を味わってほしいのかよくわからない一杯になってしまった。 出汁の味は良かったはずなので、カエシや香味油が雑すぎたのかもしれない。まだまだ理想には程遠い。
星 3.2です。 ★★★☆☆